インプラント治療とは、歯が抜け落ちてしまった部位にインプラントというチタン製の人工歯根を入れ、その上からセラミック製の人工歯を装着する治療です。
インプラント治療で得られる新しい歯は、天然歯と同じ”根”を持つ構造のため、天然歯と同程度の咀嚼力があります。また、装着する人工歯はセラミックでできているので、見た目もとてもキレイです。
使い心地も見た目も天然歯そのもの。それにインプラントは固定式なので、入れ歯のように着脱する必要はありません。ですから、お手入れは天然歯と同じで大丈夫です。毎食後のブラッシングと、歯科医院での定期検診でケアしてあげてください。
大切な自分の歯が無くなってしまったらどうしますか?
メリット
デメリット
メリット
デメリット
メリット
デメリット
メリット
デメリット
インプラント治療は、事故や歯槽膿漏(しそうのうろう)、虫歯などで歯を失った方や、先天的に歯がない方も受けることができます。1本からすべての歯まで対応可能です。
ただし、誰でもインプラント治療が受けられるかというと・・・残念ながらそうではありません。
以下に詳しく説明させていただきます。
基本的に成長発育中の子供にはインプラント治療はしておりません。インプラント体と骨とが結合するため、顎骨の成長に伴って骨の中にインプラント体が埋没してしまうからです。
一般に女性は18歳、男性は20歳くらいになると骨の成長が止まると言われているため、それ以降に治療を始めるのがよいと言えます。
インプラント治療を受ける方は、歯がなくなり始める40歳後半〜60歳代が中心となりますが、高齢者でも抜歯などの手術を受けられるような健康状態であれば手術が可能です。
インプラント治療は手術が必要なため、健康状態が悪い方や、インプラントを埋める予定部位のあごの骨が丈夫でない方は治療を受けられないケースもあります。
また、高血圧症や心臓疾患などの循環器系疾患、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗しょう症などの既往歴がある方も注意が必要です。
国民病として問題となっている糖尿病患者は、手術後の傷の治りが悪くなり感染の危険性が増します。投薬の種類や期間などによっては治療が可能ですので、まずは主治医に相談することが重要です。
インプラント治療には色々な金属が使われます。
インプラント体は医療用チタンが使われます。チタンは金属アレルギーを起こさないと言われた時期もありましたが、まれに人によってはアレルギーを起こす場合があります。
特に他の金属に対してアレルギーのある人はチタンに対しても起こす可能性が高いためパッチテストや血液による検査をおすすめしています。
インプラントは自分の歯の歯茎で起きる歯周病と同じような症状の「インプラント周囲炎」にかかりやすいといわれています。
いずれも歯周病菌が関与しています。歯周病の治療をしないでインプラント治療を行うとインプラント周囲炎を起こしやすくなる為、治療前に歯周病の状態を診査する必要があります。
インプラント治療はインプラント体を顎骨に埋め込む手術を行うため、顎骨の状態を三次元的に正確に把握する必要があります。
CTは多方向からX線を照射してコンピューターで画像解析ができるため三次元的な診断ができます。手術後の神経麻痺などのトラブルを防ぐためにも大切な検査です。
インプラント治療で精査(CT撮影)が必要な場合の主な原因として、以下の要因が挙げられます。
※インプラント治療から最初の1年は、徐々に顎の骨が固まっていきます。ですので治療後1年間は、3~4ヶ月に一度の定期検診を行い、顎の骨の状態を確認していきます。
サイナスリフトとは、インプラントを安全に埋め込むために行われる、骨造成処置です。
インプラントを支えるために十分な骨の高さが上顎にない場合、そのまま埋入すると脱落する危険性があります。
このような場合には小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を入れ、骨再生を促す方法をサイナスリフトと呼びます。
骨の厚みが8mm未満の場合や、多くの骨を補わなくてはいけない場合にはこの処置が必要となる場合があります。
当医院では、個々の患者様の状況を見極め、腫れ、痛みの無い処置を選択致します。
直径4mmのインプラントを入れる箇所から上顎洞に人工骨を送り込む方法。
一般的に上顎洞挙上量(骨を作る範囲)が狭く、残存している骨も多い場合に用いる方法。
手術範囲も狭く、腫れ・痛みと言った手術侵襲が少ない方法。
インプラントを入れる箇所とは別に頬の下から上顎に穴をあけ人工骨を送り込む方法。
一度に広範囲の骨造成を行う際に用いられる方法
クレスタルアプローチに比べ、手術範囲が大きく、腫れ・痛みを伴うことが多いが、上顎洞挙上量が大きく、残存している骨が少ない場合でも多くの骨造成を行うことが出来る。
インプラントの治療費は自費が原則になります。
初診からCT検査、臨床検査、手術費、上部構造の製作費など治療が全て終了するまでに必要な費用をしっかりと確認し合意していただいてから治療を受けることが大切です。
使用するインプラントのメーカー、被せ物の種類、インプラント治療に伴って増骨手術、サイナスリフト等の付随処置を行う必要があるかどうか等を検討し、お見積もりを作成します。
まずは無料相談をご利用いただき、おひとりひとりに合った治療法をご提案させていただきます。