喫煙によるメラニン色素の沈着や被せものの金属によって歯肉が黒ずんでくることがあります。 白くきれいな歯でも歯肉が黒ずんでいれば笑った時の美しさは半減してしまいます。このような場合に、薬剤塗布(フェノール)やレーザーを使用しきれいなピンク色の歯肉によみがえらせることができます。
お肌で言えば、ケミカルピーリングに似ていますが、メラニン色素が増殖してしまった歯肉を薬剤(フェノール)を用いて腐食させ新しい歯肉を再生させることで、綺麗なピンク色の歯肉を取り戻すという方法です。沈着量の多い箇所は、再度同じ行程を繰り返します。
というのも、沈着量が多い箇所はその分、歯肉の深い部分に薬剤を届かせるために、数回に分けて薬剤を効かせる必要があるのです。
レーザーを使用してメラニン色素を取り除きます。通常1回の治療で2~3回レーザーを照射します。色の個人差(元々の濃さ、大きさ)にもより異なりますが、麻酔をしますので痛むことはありません。(黒色が残るところは、再度レーザー照射する場合もあります)
レーザー照射、もしくは薬液(フェノール)塗布を繰り返し2〜3回行うことにより歯肉のメラニン色素を除去しピンク色にすることができます。
茶渋やタバコのヤニなどのステインが強く付いている方には、通常のクリーニングだけでは完全に除去できない場合があります。そこで威力を発揮するのがジェット噴流を使った”エアフロー”です。 これは炭酸水素ナトリウム(重曹)などの粒子をウォータースプレーで吹きつけ、歯の表面に付着したしつこいバイオフィルム(歯垢・プラーク)やタバコのヤニ、コーヒーなどの汚れを吹き飛ばしていきます。使用後は、歯の表面に汚れの再付着を防ぐためにPMTCで歯の表面をツルツルにしていきます。 費用は、保険外の自由診療で、5,500円(税込)になります。
歯に付いた表面的な汚れを取り除くことを「クリーニング」と言います。 最近では、PMTC(Professional Mechanical Teeth Cleaning)という表現もよく用いられています。
保険範囲内で歯石や着色の除去を行う時に使用します。
費用:上下で¥2,200程度(保険適用)